ほかの原住民の紹介に入る前に
前回平埔族について話したときに出てきたことわざがありました。
これは現在の台湾社会でも代々伝えられているものです。
「台湾の母はあり、台湾の父はいない」
実は、この諺は言葉だけのものではなく、
今日の台湾に居住している台湾人自身ですら、
自分は誰(何人)ですかと聞かれたときにも、混乱が起こります。
なぜならば、長期に渡った外来政権の統制により、
台湾にもともと住んでいる人々(原住民)は
自分の歴史やルーツなどを抹殺されたからです。
これは原住民だけではありません。
戦前の日本植民地時代という一時代だけを見ても、
当時の台湾人というのは日本統治前から大陸から移民してきた者もいました。
植民地となったことで、彼らは独自の言語や文化を禁じられて、
そして日本政府による皇民化政策により、名前さえ変更されました。
また天皇の皇民という日本人であると認識しなければならなかったのです。
この複雑な「台湾人」という正体について次回にも続きます。
2009年11月 1日 22:57 |個別ページ
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